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  先日お休みの日に





 珍しくTVを長いこと観た。





  「キミハ☆ブレイク」という番組で




 最初に「新宿の母」特集がやっていて




   ‘母‘は相変わらずの軽快な感じで悩める芸能人を





ばっさばっさ斬っていた(笑)





  彼女のあのトークとキャラ作りは才能だ。





面白いんだもん。



  
  そして「株式会社」にしたんだと話していて




 さすが、すごいと感心してしまった。




  その後、「辰吉 じょう一郎物語」をやっていた。




  網膜はく離の危険にさらされながらも、薬師寺選手と歴史に残る試合をした




  ボクシング選手‘難波のジョー‘だ。






彼は37歳。




  日本では、選手の年齢制限を越えてしまったので正式に事務に所属もできず




もちろん公式戦もできない。選手の資格が剥奪されているのだ。





でも、彼は、現役にこだわる。




  毎日体がボロボロになるまでトレーニングをして





 終わることには、階段すら上れなくなる。そんなトレーニングを




彼は、毎日こなしている。




   なぜ、そこまでやるのか。




いろんな理由がある。



  タイまで行っての復帰第二戦目。




  試合は大敗。世界チャンピオンを2度防衛した選手が、




  無冠の19歳の選手にTKOで負けた。





試合の終盤にはすでに記憶がなくなっており、




  どうやって負けたのか覚えていない。



  
そして、試合の途中からもう体は動かなくなり最後は老人のようになっていた。





私は、もうその時点から涙が止まらなくて、




  画面がよく見えなかった。




悲しいというか、




  痛い。




毎日のあそこまでのトレーニングは「正直、くたびれる」し、




試合の前は、「めっちゃ痛いからこわい。逃げ出したい」と毎回思うらしい。




  「人がおれへんかったら



 
  謝っとるかもしれんな、‘ごめん‘って」と笑う。




  
なのに、




  なぜ、そこまでやるのか?





結局、かれは伝説の男なのだ。




  そう、わかった。




  ‘俗‘でない。




だから、できる。





 それだけだ。






「快楽は、もういらない」といっていた。



  


  父子家庭で育った彼は、奥さんを本当に愛していて、




  息子二人とともに、現在の家族を本当に大事にしている。





家事をすべてこなしているという。




  登校の用心棒として、毎朝小学生の列の最後についている。





 そんな彼に、「闘志」は保たれてるのだろうか?





父親になったり、家族を持ったり、物事の大切さや人の温かさを知った人間が





自分の勝利のためという動機で‘人を殴れる‘のだろうか?




 
 純粋に疑問で、





私は、‘NO‘だと思う。




だから、彼の試合の姿は「戦う‘闘士‘」ではないのだった。





それは、彼の‘営み‘なのだとわかった。





  彼は、自分の人生を





  自分のやり方で




  自分の営み方で



 
  全うしているのでした。





   私は、それを目の当たりにして





         涙が止まらなかった。





すごい男。





  伝説の男、‘強い‘男だ。




  「一生応援します」といって、タイまで一緒に来て





試合後に真剣なまなざしとエールを送り、泣いているファンが数十名。




「俺は日本では、もう過去の人間や」と言っていた





でも、実際こんなコアなファンを持っている。




そんな人が、何人いるだろう。





  奥さんは、「次に生まれ変わっても彼とけっこんしますか?」





そいうインタビュアーの問いに




 「当たり前です。私、幸せにしてもらってます。




   彼は、誰にも渡しませんよ」と笑って話していた。





  心配しないわけがない。苦労がないわけがない。





でも、彼女にそう言わせて、明るく笑わせる彼。





  彼は誰よりも彼女を愛していて、それを彼女も感じていて




 
  彼は、それをちゃんと表現していて




それは、彼女が彼に対してもおんなじで、





  すばらしい家庭を




ゆるぎない‘土台‘を、築いている。




だから、やれるんだ。




 
 じぶんの人生を、役割を全うすることが。




  「俺は、これしかできへんからな」





彼は、試合のボクシングだけでなく





  生き様を見せている、





戦い続けて生きている「俺」を。




  家族とともに。





本当にいいドキュメントを観た。





  かっこいい。壮絶な生き方。





  悲しいけど、かっこいい。





命の火を、火花を散らしながら生きている。





いいとか、悪いとかではない。





  じぶんに与えられた「生」を、




  使い切る、全うしきる。




そういう覚悟が





  彼にはあることが、見て取れる。





難波のジョーは、




  腹の据わった、




       地に足の着いた




  「伝説の男」でした。

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