2007/11/14 (Wed) ヤサシイヒト。

　世の中には、　「優しいヒト」がいますね。
　

　私の想像を超える優しいヒト。　結構、出会うんですね、これが

　私の「優しい」データが、貧困なのかなぁ。
　
　でも、そういうヒトに出会うと、同時に私の「優しい」データも豊富になるので、うれしいの

　だから、よしとしよう。

　

　そういうヒトに、突然出会ったりして、たまにびっくりしてしまいます。

　ドラマじゃなくて、フィクションじゃなくて、リアルな現実として、遭遇した時。

　「リアル優しいヒト」。

すごいな～って。感心して、羨望のマナザシ


　私は、やさしくてつよいヒトになりたいと、小さなころから思っています。

　

それが、夢なのです。だから、ヒーローもの大好き。

ヒーロー、かっこいい。

　　「ヒトは、強くなければ、生きていけない。やさしくなければ、生きていく資格がない」

　それに強くなければ、ほかを守れないからね。

　
　優しいと、強いは　＝（イコール）なんですね。

　

やっぱり、やさしくて、つよいヒトになりたい。



　この前、見た「優しいヒト」。

　地下鉄で私の前に立った、若いサラリーマンのお兄さん。　ぱっとみは普通のヒトだった。

　でも、違った。

　
　「ぴーぴーぴー」発車のベル。
　
そのとき４０歳ぐらいのご婦人が、私たちの乗ってる地下鉄に飛乗る勢いで、階段を駆け下りてきた。

「かっつかっつかっつっか・・・」　髪も振り乱して、かなり前のめり。

　乗れるかな、乗れないかな。間に合うといいな。ドキドキ。

「ぷしゅー」　ドアがゆっくり閉まりだした。　ご婦人の鼻先でしまりそう。あー。


　そしたら、突然、そのお兄さん。

　足を、ドアの間に挟んだ！！そして、手でこじ開けようとした！！！

　「くぅ～っつ」って。言った。


　え～？！

　　「くぅ～っつ」って！　おーぉ　足挟んでるよ！　おーぉ　手で開けようとしてるよ！！


　本当に、一瞬の出来事。すっごく短い瞬間。

　だから、とっさの行動なんですね。　とっさに「優しいヒト」　　出ちゃった。
　
　でも、結局、無常にもドアは閉まり、電車は、出発。

　でも顔をあわせたお二人は、ドア越しにご挨拶をしました。
　

　ご婦人は、とても驚き、そして感謝の表情でした。


　　私も、一緒にお辞儀してた。「どーも」

　　驚いた。

　足は、きっと衝撃があったから、痛かったと思う。

　手も、痛かったと思う。機械の力だもの、すごい力だったと思います。

　もし、そのまま閉じてしまったら？？考えるだけでも恐ろしい。
　
　でも、そのヒトは、瞬時に、その行動に出た。　　すごい。

　私は、できるだろうか？？
　
　自信をもって言える。　　　　　できません。　絶対やりません。


　本当にすごかった。その後、私に映るそのヒトは、少女漫画のヒーローのように、キラキラ輝いて、
　　
　　　バラを背負っていたのは、言うまでもありません。



　「　私も、今度やってみよ。」

　こころに誓った日でした。

　誰か、駆け下りてこないかな～、毎日ドアの近くに仁王立ちの私です（笑）