2009/08/15 (Sat) 「火垂るの墓」涙。

　

　昨晩、「火垂るの墓」を地上波で観た。



　　　　私は、この映画、悲しすぎるため安易には見られない。




　良い映画だ。本当に胸に迫る。




　　　心底、せつこはかわいい。




　　　　　　　　　　だから、とてつもなく悲しく切なく。




　　　　だからこそ、私たちは、同じ過ちを繰り返してはならないと、改めて決意する。




　なので、本当は観たくない。　この時期でなければ、絶対に観ない。




　　　　　　　　　つらすぎる。
　　



　　　　　　　しかし今年も、観た。　　




　　　　　　だって、コレは現実に過去の日本であった物語だから。
　



　　　　　　　　　一日は、つらさを引きずってしまうほど、




　　つらいお話だけれども、でも、目をそらしてはいけないこと。




　　　　決して、忘れてはいけないこと。




　だから、観ました。




一度観たときは、泣きすぎて画面が見えなかった。



　　それぐらい、泣いた。



　　　　　　　私の中では、「南極物語」とこの映画が



　　　　　　　悲しすぎて観られない映画の両巨頭である。



しかし、昨日も、やっぱり同じくらい泣いた。




　　　　　　　　　悲しい。



　　　　せっかく世に授かった、ひとつの幼くけなげな命が、




　　　　　　　　一部の大人のエゴによって引き起こされる国家間戦争によって




　　　　　　　ひもじさと、親と分かたれた寂しさの中でひっそりと散っていく。



　　　　　　　　
　自然なことではない。




　　　　　　　　　悲しい記憶を、少しずつでもクリーニングしていこう。




　人間は、本来そこまで愚かな生き物ではないはず。




　　　　　最高の英知の結晶だ。




　　　　　　　過去の悲しい記憶を、愚かな過ちを、



　　　　　　　
　　　　　　　　　　　もう二度と繰り返さぬよう。




今日は、終戦記念日。




　　　　　　　　　　　６４年前の、先人たちのあのさまざまな思いや体験を教訓に。



　　
　　　わたしたちは、決して忘れてはいけない。




　　　　　　　必ず語り継いでいき、




　　　　　　　　　　　　　　　そして本来の人間らしい、未来を創ろう。