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     「なぜ



 

      
     薔薇には棘があるんだろう?」






     お花屋さんで働いている彼女が








  ふと、疑問を口にした。








   「お花を触っていると、いつも思うんだよね。






    他のお花は、何の危険もなく気軽に触れるのに、






    薔薇を触ると、いつも棘が刺さる。







   気をつけて触っても、やっぱり刺さるから






   ちょっとイラっとする。







   でも、やっぱりダントツで人気があるし、






  薔薇を買いに来た人は、







   絶対に薔薇じゃないとダメなんだよね。








代わりがない。







  
 いい香りだし、私も大好きなお花。







   でも、棘だけは、不思議。








必要ないと思って






  
 取っちゃうと、






  すぐに枯れちゃうんだよね。







 不思議だよねー」







 確かに、不思議だ。








薔薇には、なぜ棘があるか?










   虫を敵として、棘があるわけではないような気がする。







 鳥?






  いや、鳥は、きっと上から来るから、






 茎の棘は、関係ないはずだ。






   獣に対して??






   「薔薇を食べる動物」とは、







 そんなロマンチックな獣はきいたことがない。








  では、何のために?





 



  私は、それを考え出したら、








 しばらく眠れなくなった。








  ・・・





 私の脳は、







ずーっと考えていたのか、








 さっき、お風呂の入っていたら、







突然







   分かった、







  気がした。














 薔薇は、








  自分を手折り、








   手に入れようとする存在に対して、










  「それでも、私を愛してくれますか?」








 と、自分の身を呈して








問うているのだと







 分かった。











私の友人は、







 先日私に、







「恋ってつらいね」






  と、メールで送ってきた。







本当にそうだ。







    恋はつらい。








こんなにつらいのに、







   なぜ、懲りないんだろう?








なぜ、人は「恋」をしたがる?








 
        「恋」に憧れるのか?













   私は昔から







    恋人には








          「薔薇」を送りたくなる。







 自分でも








   なぜか、分からなかった。







ほかに好きな花はたくさんあるのに。








    でも、その意味も、







なんだか分かったような気がした。












   薔薇は美しい。







 ゴージャスで、華やか








       幾重にも重なった花弁は、








     小宇宙のようであり








     神秘的でもある。








     大胆かつ端正な








 神様の最高のクリエイションだ。







 

夢のような香りを放ち、




  



圧倒的な存在感がある。






  

  全ての人を虜にする








   「恋」に似ている。
    





痛いけど、






  つらいけど、






でもやはり






人に想いをよせる「美しさ」や







 素晴らしさを







人はどこかで知っているのだろう。








  痛みを伴った美しさ。









「薔薇とその棘」は、







  その象徴だ。








   薔薇の棘。






  その美しさゆえ、







 棘の存在は




 


さらに気を引く。








  美しさを引き立てる。








そして、





 

 実体に触れたとき、







その美しい存在は、








決して






 
   EASYでないことを知る。








  離れて見ていたときは、







   その「美しさ」だけに眼を奪われて







「甘美」なだけと思っていたのに。








  棘の痛みは、







触れた瞬間、






 

  手折る者の、








眼を覚まさせる。





 

 気を一瞬、引き締める。










「これでも私を愛せますか?」








   その棘の痛みすら、







受け入れられますか?







  その、棘をもっっていること自体を、







 
  あなたは、受け止めてくれますか?









  







   薔薇は、







 最初に、






  静かに問うのだ。













 なんという‘凛‘とした姿勢。











  それを、






  「気品」という。







   







   私は、






薔薇のような







  存在になりたい。












 「夢」と「現実」






 どちらも、






  これほど私たちを







 魅了してやまないものはない。












  「薔薇には、棘が あるのだ。」







 甘美な痛み。







  棘がある







 だからこそ、「薔薇」であって、







   だからこそ、薔薇は美しくあり









 人々の心を虜にしてやまないのだ。

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