2008/02/19 (Tue) スタイリスト‘NAOTO`の熱い一日～小説風～

　


　・・・・





　

　　　　　　　　まだ雪残る２月１１日、








　　スタイリスト‘NAOTO`は









　　　　誰もいない、しんと静まり返るVice-versaに









　　　　　　　　　　ひとり　　足を踏み入れた









　早朝６時５０分・・










　朝はいつも強い方だが、










　今日はさらに気が充実している自分を感じる・・・









　
　　　寒さに身が引きしまる思いだが、









　今日は、そればかりでもなく









　これから始まるエキサイティングな一日を









　細胞は感じているように、










　心地よい緊張感のためか、気は引き締まっているが










　　　　　　　　あまり寒さは感じない。








　
　さぁ、スタートだ。









今日の撮影も、










　最高のモデルに、









　最高のシュチュエーションだ。










　
　俺の最高の仕事を世間にみせつけてやるぜ。










　今日はどんなスタイルを繰り出そうか??

　








　頭は、もうそれでいっぱいだった・・・。












会場に着いた。










　今回の会場は、俺のホーム。








　　


「ジ・エンポリアム」だ。





（おっと、光で俺の顔が見えないじゃないか）










クラブで撮影っていうのも、










新しい試み。　










やるな、KELLY.













　見学に来る学生たちの夢も、俺が担っての撮影だ。









美容師の最高の姿をみせてあげたい。










丁寧に、カットとトリートメントと、カラーをした








　　最高コンディションののモデルさんだ。



（おお、しかもちゃっかりカメラ目線・・・ふふっ、やるな）










　準備は万端。










まずはカメラテストだ。









カシャ





ふむ、




　いい感じ。









ちょっと、



　　　ココをなおして・・っと









カシャ、カシャ




うん、


　　　
ポーズも決まってる。










　しかし、一筋の




　　髪にも、神経を使うのだ。












　妥協は許さない。　









ふっ、









　人は、そんな俺を











　　　　　　　　「プロ」と呼ぶ













いいぞ、




　　その調子だ。













しかし、妥協は、許さない。












俺は、




　ちょっとの髪にも




　こだわるのだ。











　そう、そんな俺を











　　　　　　人は「プロ」と呼ぶ













　ふんふん。





やっと俺の理想に近づいてきたかな。











でも、追求し続ける俺に「満足」という言葉はないのだ。












ないのだ。












　




(ふっ、決まった）











・・・あれっ










おいっ









人が、シリアスに仕事してんのに









なにやってんだっ












「なおちゃん、



がんばって～」













・・・ったく









　　　コレだから、不真面目な人たちは、









　困るよ。












カシャ、カシャ、カシャ・・・







　　よし、




　最高の仕上がりだっ。










今日も、









歴史に名を、









刻んじまったぜ。












「おっ疲れ様でしたー！！








　　　

　　　記念にパチリ！



　　(撮影：カメラの巨匠　　けーすけ）










最高の仕事を終えた











その瞬間に









　
　封印していた、笑顔が、












　こぼれちまったぜ













（KELLY　　次月号掲載　　　　乞うご期待）