2008/07/15 (Tue) 林檎病。

　　　　　　　昨日、夜中に








　　　　　　　　　　　　　　　　TVのチャンネルをパッと変えた。









　　　　　いつもその時間から始まる









　　　　　暗い暗いニュース番組が嫌いだから。







　　　そうしたら始まった。









　　　　　　NHKの「トップランナー」









　　　知ってる方も多いですよね。





　


　　私も、私の友人何人かも








　　　　　　　好きな番組。







　　　　　
　　「ふーん」







　　　　　　何気に観てたら今回のゲストは、









　　　椎名林檎さん。







　　





　　　　　　　　「へぇー」








　　そういえば、１０年ぐらい前にブレイクしてたっけ。









　　　私も、ちょうど







　　　

　　　　　　　自分の仕事にブッちぎってた時期だったから










　　　　　あまり知らなかったけど。








　　でも、センセーショナルな歌詞と演出で、







　　
　　　　　「個性的な人がでてきたな」と、









　　　　　　　　　思った覚えが。










　　　白衣でのPVや、きわどい歌詞などは話題となっていて、









　　　　　　　　世俗から離れていた私もさすがに知っていて








　　　　結構、その奇抜さや目新しさを売りにして、







　
　　　　　　　潔く散っていく感じかと。










　　ずーっとそれくらいの印象だった。









　　　で、　初めて「林檎」さんが









　　　　話して、歌っているところを目にした昨夜。









　　　私は、正直、驚きました。









　　　　　　　　驚いたというか、










　　　興奮して、







　　　　うれしくなって








　　　　　　　　　　思わず私の大親友にメール。










　　「すごいよ、彼女。　　







　　　　　　　　　　　　　　林檎ちゃん。






　　　天才だ」







　　　そしたら、やっぱり彼女も観てた。








　

　　　　　　「本能」







　　「意識」






　
　　　　　　「夢のあと」










　　どの楽曲もすばらしく彼女のオリジナルで










　　　　　　　私は心を動されました。











　　　彼女はアーティスト








　　　そして、やはり天性の才に恵まれた人。









　　　なんと豊かな表現力。







　　　　　　　　　　　彼女の想い







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　叫び。







　　　声の表現、








　表情はまるで女優のようにさまざまに変わり、




　




しかし、その瞬間、






　


　　　　　　　　　　自分がどう映っているのかを、








　　　　　　　　　彼女は本能的に知っている。
　　　　








　　　　　　　カメラを見据え







　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　切り込んでくる。




　

　


　　歌う彼女は、








　話す彼女とまったく印象が違う。










　
どちらも素敵だけど、










　　やはり歌う彼女は、大胆で








　　　大きくオーラをを広げ、自由に遠くまで










　　　　　　　　　　　　　　　　　自分を解放している。









　　それは、非日常な存在となる。













　　　　スイッチが完全にONとなり、









　　　　　「表現者　　椎名林檎」になるのだろう。









　　　
　　生まれついての表現者。











　　その才能を目の当たりにし












　　　　　　　　　私はうっとり。







　　コレをやはり、「役割」というんだろう。













　　　一時期、仕事に疲れ、子供を産んで、










子育てに追われている頃









　　「９．１１」の事件に心を動かされ、









「社会との接点をなくしていた自分を恥ずべきと感じた」









　　　　　　　　自分のできること、









楽曲にし、パフォーマンスをして









　　　　　　　　　　　　　　　　多くの人の耳に届けること
　









　　それで社会の役に立つことが、









　　　やはり自分の使命なのだと悟ったらしい。








　　　　そして出来たのが、「夢のあと」








　
　　　なんとリアルな。







　
　　　　　　彼女のそのままの時間の流れが、








　　　　　　　　　変化が







　　　そのまま作品となっている。









　　　そういう形は、








　　　　　　　　　　女性のアーティストには多いかも。







　　　　　　　　　　



　　　　だから、共感できるのかな。







　　さすが。







　　　　　　　日本のアーティスト、






　


　　　　　　　　世界に通ずる「本物」が活躍している。









　　　媚のための「幼さ」、まやかしや作り物ばかりでは、









　　　　　　　　　つまらない。









　　そう思っている人、多いような気がしますよね。










　
　　　　　　　　　本当に久々に感動して、








　　興奮した。








　　　　　　　共有できる友と、









　　それら諸々語り合い、　　夜中の二時。










　　いやー、いいものを見せていただきました。










　　　「実直」







　　　今大切にしたい言葉は？との質問に対する彼女のこたえ。








　　　「遠回りをしても、








　　　　　　　やはり正しい道をていねいに生きる、






　　　
　　　実直な人は、わかりやすくシンプル。そんな風に生きたい」







　

　　共感。







　
　　　　　　私も見習っていこうっと。


















　　　　　＜　再ONAIR　　７月１９日　　２５：１０～　＞