2012/02/25 (Sat) ‘自然‘が教えてくれること。

　非常に共感できる記事をみつけましたので、





　　　　　　　　抜粋。




　　　　　　先日、ある雑誌を読んでいたら、
登山家のＫさんという方の記事が出ていました。
 
 
Ｋさんは、世界七大陸の最高峰の山々に、
単独で、無酸素での登頂を目指している方です。
 
 
普通、登山家と言っても、
仲間とパーティを組んで、お互い協力しながら
山頂を目指すものだと思います。
 
 
仲間と登れば、助け合いながら登れますが、
Ｋさんは、たった一人で登る事にこだわっています。
 
 
しかも高度の高い酸素の薄い場所でも、
酸素ボンベを背負わずに、山の頂きを目指す事を選択しました。
 
 
 　　　☆☆☆　　　☆☆☆　　　☆☆☆　
 
 
ひとりで山を登る理由として、
 
自分ひとりの力だけで、
物事を達成させる事にこだわることで、
『本当に大切なこと』が見えてくる、
 
ということが書かれていました。
 
 
自分の限界に挑戦することで
今の自分自身のありのままの姿を確認することが
出来るのかもしれません。
 
 
登山中に、無線などで送られてくる
友達からの励ましの言葉は、とてもありがたい、
 
とも書かれていました。
 
 
 
ひとりで登るからこそ、
周りの人たちの優しい気持ちが、
心に深く、染みて行くのかも知れません。
 
本当の仲間の大切さを、Ｋさんは
そんな経験から感じているのでしょう。
 
 
 　　　☆☆☆　　　☆☆☆　　　☆☆☆　
 
 
もうひとつ、酸素ボンベを使わない事。
 
 
高度の高い場所では、酸素はとても貴重です。
 
Ｋさんによると、
 
頑張るぞ！って気合いを入れすぎたり、
何かに怒ったり、
不安で緊張したりすると、
 
脳は、酸素を余計に消費してしまそうです。
 
 
そこで、
脳を状態を安らかにさせるために、
 
 
Ｋさんは、山を登りながら、
「ありがとう」と、つぶやくそうです。
 
そうすると、脳がリラックスしてきて、
酸素の消費も少なくてすむようになっていく
そうです。
 
感謝や安心の気持ちを高めることが、体や心に
豊かにエネルギーを私達に与えてくれるのですね。
 
 
 　　　☆☆☆　　　☆☆☆　　　☆☆☆　
 
 
私たちの毎日も、
山登りと同じようなものかも知れません。
 
 
毎日、それぞれ自分の目指す目標にむかって、
目の前の現実の中で、
いろんなものにぶつかりながらも、
 
周りの人々の優しさに触れて感謝したり、
様々な感情をコントロールしながら、
 
少しづつ、前に進んでいく・・・
 
そんな姿と似ている気がします。
 
 
 　　　☆☆☆　　　☆☆☆　　　☆☆☆　
 
Ｋさんのように、過激な環境を選ぶことが、
普通の生活をしている私たちにとっては、
 
簡単ではないかもしれませんが、
 
時々、大自然と一人向き合い、
自分のあるがままの姿を確認することは、
 
 
様々な気付きをもたらす、
とても大切な機会のような気がします。
 


　　なるほどね。




　　　　　人は、一人で生まれて、一人で死んでいきます。




　　　その間にはいろいろな出会いをして、




　　　
　　　　ともに歩んでいく人を得て、そして家族を作る。




　　　何十年かは一緒に暮らしたりするけれど、




　　　結局最後は、ほかの人に看取られながらも、




　　　　　一人で旅立っていきます。




　　　やはり、人は本質的には、「単体」で完結するものです、




　　　それが自然なことです。




　　　　地球上に生息している生き物すべて





　　　　　　　相互関係はあるけれど、




　　でも、存在としては、「単体」として完結しています。




　　　だから、「ひとり」をしっかりと自覚し味わうときに




　　　　本当に「大切なもの」が観えたり、感じられたり




　　　　　するのではないかと、思います。





　　存在としては、単体で完結しているけれど、




　　　でも、人間は一人では生きていけません。




　　　　そういう、矛盾した生き物なのだと



　
　　　　思います。



　　　
　　　だから、一「人間はしょせん一人なんだ」ということを





　　　　　　本質的に受け入れないと、




　
　　　他の人を本当に大切に想うことはできないんだと




　
　　思います。




　　その「自然」なことを





　　　受け入れることが、大切だと・・。